お世話になっております、清光です。

引越営業を10年、見積は1万5000件以上こなしております。

その経験を活かして、皆様に引越に関する有益な情報をお送りできればと思い、日々投稿活動をしております。

引越しの見積もりでエアコンの金額を見て、「取り外しくらい自分でやれば安くなるのでは?」と思ったことはありませんか。

結論から言うと、自分で脱着は免許や専門の道具がない限りできません。
また、そこで浮く金額は、多くの方が想像しているよりずっと小さいんです。

お客様で電気工事技師の方が稀(1/100以下)いらっしゃるのですが、その方は皆様ご自身で脱着されております。

エアコンの室外機の中にガスを回収して、ホースを外して、室内機を外して背中の金具を……素人には無理です。

この記事では、エアコンの費用がどういう仕組みで決まっているのか、そしてどこを削れば本当に得をするのかをお伝えします。

エアコンの取り外し前に確認したい室外機の置き場所
室外機の置き場所によって追加費用が変わります。この場合は、化粧カバー脱着で若干追加費用出る可能性がありあます。

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エアコンの取り外しと取り付けは「脱着」でセットになっている

まず用語のところからです。

業界では、取り外しと取り付けをまとめて「脱着」と呼びます。配管のことは「ホース」と言います。

ここが大事なところなんですが、見積書に載っているのは、この脱着=外して付けるまで一式の金額です。(パックの場合は4mパックなどの記載があります)

つまり「取り外しだけ自分でやります」と伝えても、取り付けの作業はそのまま残ります。

セット価格から、取り外し分だけがきれいに引かれるとは限らないんですね。

営業としては正直、ここを勘違いされたまま話が進んでしまうのが一番もったいないと感じています。

脱着の相場を先に知っておくと、判断がラクになる

私が実際にご案内している脱着の相場は次のとおりです。

内容 料金(税別) 税込
ホース交換なし 15,000円 16,500円
ホース交換あり(4mパック) 20,000円 22,000円

4mパックに収まればコミの金額です。4mを超えた延長分だけが追加になります。

この数字を見て「思ったより高くない」と感じた方も多いのではないでしょうか。

脱着は相場がはっきりしている作業なので、大幅な値引きはあまり期待できません。

裏を返せば、業者によって金額が跳ね上がることも少ない部分です。

追加が出るかどうかは「設置の条件」で決まる

本当に気にすべきなのは基本料金ではなく、追加が出る条件に自分の家が当てはまるかどうかです。

追加が出る主なケースを挙げておきます(いずれも税別)。

  • 配管の延長(4mパック超):1mあたり3,000〜5,000円
  • 電圧の切替(100V⇄200V):4,000〜8,000円
  • 高所作業(天吊り):5,000〜10,000円
  • 化粧カバー:長さと曲がりの数で変わるので都度確認
  • 隠蔽配管など特殊な構造:現地を見ないと金額が出ない

ここで注目していただきたいのは、どれも「誰が外したか」では変わらない、という点です。

室内機が2階で室外機が1階にあれば、誰が作業してもホースの追加は確実に発生します。

壁の中に配管を通す隠蔽配管なら、現地調査が必須になるのも同じことです。

自分で取り外しても、金額を押し上げている要因そのものは何ひとつ減らないんです。

外壁を通るエアコンの配管と化粧カバー

自分でやるより効く、金額の下げ方は3つ

では、どこを削れば本当に得をするのか。私が実際にご案内している順番は次の3つです。

  1. 運ぶ台数を先に決める。エアコンの寿命の目安は約10年です。製造から10年を超えた一台は、移設費(税込2万円前後〜)をかけて運ぶより、処分して買い替えたほうが得なケースも多いです。
  2. 2台目以降に割引が付かないことを知っておく。台数分がそのまま金額に乗るので、持っていく台数の判断がいちばん大きく効きます。
  3. 値引きはエアコンではなく引越し本体で狙う。到着時間をおまかせにするフリー便なら、業者のトラックの空き枠に入れられるので値引きが出やすくなります。

たとえば10年超の一台を処分に回して、残り一台だけを運ぶ。そのうえで日程をフリー便にする、という組み立てです。

取り外しを自分でやるより、こちらのほうが動く金額はずっと大きくなります。

費用の内訳をもっと細かく知りたい方は、エアコンの引越し移設費用はいくら?営業が教える相場と追加料金もあわせて読んでみてください。

見積もりのときに聞いておく3つのこと

  1. 脱着の総額はいくらか(税・オプション込みで)
  2. ホースは4mパックに収まりそうか、延長が要りそうか
  3. 電圧の切替や化粧カバーが必要になりそうか

この3つを聞いておくだけで、当日「思っていた金額と違う」がほとんど無くなります。

ちなみに見積もりを取るのは、引越し希望日の4〜6週間前が目安です。

Q. 取り外しだけ自分でやると、いくら安くなりますか?

いくら引けるかは会社ごとに違うので、必ず見積もりのときに確認してください。

脱着一式で15,000円前後(税別)という相場を踏まえると、手間に見合うかはよく考えたほうがいいと思います。

Q. 引越し業者に頼むのと、別の業者に頼むのはどちらがいいですか?

まずは引越しの見積もりに含めた場合の総額を出してもらうのが先です。

そのうえで、当日の立ち会いや段取りを自分で組めるかどうかで決めると、失敗しにくくなります。

Q. 古いエアコンでも運んでもらえますか?

運ぶこと自体はできます。

ただ寿命の目安が約10年ですので、10年を超えた一台は買い替えと並べて比べてから決めるのがおすすめです。

まとめ

  • 取り外しと取り付けは「脱着」でセット。取り外しだけ自分でやっても、削れる金額は思ったより小さい
  • 相場はホース交換なしで15,000円(税別)。はっきりしているぶん、業者ごとに大きく外れることは少ない
  • 追加が出るかは設置の条件(配管の長さ・電圧・室外機の置き場所)で決まり、自分で外しても消えない
  • 効くのは「運ぶ台数の見直し」と「引越し本体のフリー便での値引き」
  • 見積もりでは、脱着の総額・4mパックに収まるか・電圧や化粧カバーの3点を聞く

エアコンは、引越し費用の中でも金額の決まり方がはっきりしている部分です。

条件さえ先に押さえておけば、当日の追加に驚くこともなく、安心して引越しの日を迎えられます。

こちらの情報が、皆様に役立てたら嬉しく思います。

引越しに関する投稿をお送りしようと思います。

今後とも宜しくお願い致します。

また、皆様からの質問やご意見お待ちしております。

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